教室でのモンシロチョウとアブラナを用いた生命の探究
−生物の相互関係のモデル

昆虫が小さい卵から成虫の蝶になる過程は魅力的です。この探究において、生徒達は、ファストプランツの成長に伴って蝶が成長することを観察するでしょう。この観察により、生徒達は、二つの生物の間の相互関係がいかに生態的に重要であるかを学ぶでしょう。

ファストプランツは、生活環が短いアブラナ科の植物で、キャベツやセイヨウカラシ（マスタード）の仲間です。ファストプランツは、植物学者と教師によって25年もの間選択育種を繰り返し、作られました。ファストプランツの生活環は、蛍光灯下で35-45日（種から種まで）で、簡単に育てることができます。

この蝶は、北アメリカの野山や庭のキャベツ、ブロッコリーなどに来るごくありふれた蝶です。この蝶の生活環は、卵から始まり、５令幼虫を経て、蛹の変態を通して、成虫の蝶になります。卵から成虫までだいたい30日です。成虫の蝶は交尾し、産卵します。適度な栄養があれば、３週間でも育ちます。

教える概念
• 二つの生物の生活環
  アブラナ
  蝶
• 形態と構造と機能の関係
• 生物の間の相互関係
• 植物と昆虫との共生関係
• 関係に影響する環境の条件

※ファストプランツと蝶の成長と発生の速さは、温度と栄養に左右されます。