【連携公開授業実践】ファストプランツを活用した地域モデル校理科授業の工夫と改善

 新しい生物教材「ファストプランツ」を活用し「比べる活動」を取り入れた 地域モデル校における理科授業の工夫と改善<九州地区国立大学教育系・文系研究論文集>

【抄録】

地域の小学校・教育委員会・大学の三者で連携事業を行った。小学校理科・生命の学習への導入を目的に大学で改善した植物教材を授業で活用しながら,また,若い小学校教師の理科授業力向上に資する目的で,地域で取り組んでいる「比べる活動」を取り入れた理科授業の工夫・改善を行った。新しい教材の改善された利点は,栽培日数がかからず,成長が早く,場所を取らず,条件制御による効果を観察しやすく,従って単元計画を立てやすいことがあるが,教科書生物教材の補助として用いた。5年生で培う問題解決能力「条件制御」への視点を,問題把握,見通し,観察・実験,考察,結論づけの各々での「比べる活動」を児童に意識させるとともに,観察・実験の目的の明確化,方法の吟味・選択,結果の検討(見直し)や考えの検討を行えるよう導いた。その結果,児童の学びに向上の傾向が見られるとともに,教師による評価においても一定の成果が見られた。 

 

国立情報学研究所提供共用リポジトリサービス】 リンク先>>九州地区国立大学教育系・文系リポジトリへ 

 

N-1-2015.jpgN-2-2015.jpgN-3-2015.jpgN-4-2015.jpgN-5-2015.jpgN-6-2015.jpg



アーカイブ